やっと「舞踏会の手帳」が届いて、漫画のみ読み終わりました。CDは週末に聞く予定。
CD−ROM「GIGOLO」も届いて、嬉しい〜♪付属のコミックも、うふふ〜vvvでした。
以下「舞踏会の手帳」の感想をちょっとだけ。(ネタバレ有りなので、ご注意を)
漫画「舞踏会の手帳」の表紙、カメオ風のイラストで綺麗ですね。真弘の顔をかたどったものなのが、読むとわかります。
メイン登場人部は、清源院真弘、九鬼遠文、その兄の修季、遠文の同級生解良です。
日本が開国し、西洋文明を吸収しようとやっきになっていた明治初期。「鹿鳴館」華やかなりし時代を、年老いた真弘が回想する形式で始まります。
それぞれのキャラは、それなりに屈折したところを持っているんですが、その中でも自分が一番気に入ったのは修季です。彼の陰影のある性格付けが、一番魅力的に映ります。それに比べて、真弘のキャラがちょっと薄く感じたのは私だけでしょうか。遠文と修季の間で、もっと揺れ動いても良さそうな気もするんですけど、あっさり遠文に乗り換えちゃったのには、自分的には「薄情なヤツじゃのぉ〜」って感じでした。もっと、遠文と修季のj兄弟を翻弄するキャラかと思っていたので、ちょっと残念です。
修季の葛藤や、愛憎の感情は見ていて非常に痛いです。悲しいです。でも、それ故に彼の人生が一番気になるんです。最後は自死してしまうわけですが、真弘や遠文が彼の死に対してどう思ったのか、どう反応したのかが全く描かれてないのがちょっと残念です。
最後に回想していた真弘が、遠文をダンスに誘うシーンで、彼ら二人は修季のことをチラッとでも思って踊ったのかが気になります。二人は結局なんだかんだあっても幸せだったようですもんね。むか〜し、JUNEを読んでた頃から、やっぱり切なくて痛いキャラ好きな私としては、主役二人よりも最後まで修季が気になったお話でした。
とにかく、100P超えの作品なんですが、全てにおいてサラッと流れていってしまってる感は否めません。なんかもったいなさ過ぎますね。せっかくの美味しい題材で、せっかく新田先生が描かれるんだから、もっと濃い人間模様を見たかったです。真弘と遠文のある意味ハッピーエンドに終わった恋物語の回想録以上でも以下でもない作品になってます。真弘と修季の関係をもっと深く描けば、真弘が遠文に惹かれていく過程をもっとじっくりと描けば…無理だと思うけど、何回かの連載とかで読みたかったですね。
CDドラマのほうを聞いてから、もう一回読むと違うのかな?メディアミックスな作りで、それぞれが補完しあってるんでしょうか?CDは週末に聞くつもりなので、その時が楽しみですね。
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おまけで、その昔アニメ大好き人間だった頃のアニメ熱も復活。最近の一押しは「ノエイン」です。