そういえば、2月には「春抱き」の12巻がでるようだけど、これはもう新装版と同列で出るんですよね?本の装丁について前の倒産した出版社に版権があるのかどうかよくわからないんですが、表紙の色は変わって欲しくないな〜と思ってます。自分の中で、あれが「春抱き」の色で定着してしまってるんですよね。ただ、コミックスを並べて背表紙を比べてみると、色味が少しづつ違ってるのがわかります。1・2巻は青(これも少し色が違う)で、後は紫っぽいんですよね。それもまた巻によって微妙に違った色になってます。この色は、毎回新田先生が指定されてる色なのか、それとも印刷の関係なのかはよくわかりません。自分の中での「春抱き」色がどの巻のかと問われると、ちょっと答えに困ってしまいますが、紫っぽい色というのだけは確かです。
ここまで書いてふと思ったのが、この色の違い…ひょっとしてみんな古本だからかも…。発刊時には全部同じ色味だったのかもしれませんね。う〜ん、ホントはどうだったんだ?
「春抱き」を読むために、phoenixやLUVなどのBL雑誌を買いました。せっかく買ったんだから、「春抱き」以外に載っているBL漫画もいちおう読みました。読みましたが…う〜ん、どうなんでしょ、これ。全部が全部、ヤッちゃってるんですよね。なんで?って思うのまで、ヤッちゃってる。これってBLの必需品なんでしょうか?いや、そうなんだろうね、きっと。遥か彼方のJUNE以降を知らないので、年寄りにはビックリです。
いえ、別にそのシーンがいけないというわけじゃありません。嫌いな訳でもありません。そもそも、嫌いだったら「春抱き」にはまるわけがないですよね。でもね〜、ちょっと違和感を感じてしまうんです。多分、読み切りとかだと、そこに至るまでのシチュエーションがあまりに短すぎて、説得力に欠けてるせいだと思うんですよね。もちろん、全部の作品にそう感じた訳じゃないんですが、やっぱりどこか話の中に入っていけない。
遥か昔のJUNEに西炯子さんが描いた作品で「出口」という短編があるんですが、これなんかそんなシーンは全くないけど、胸がキリキリ痛むような思いにかられます。感情がすごく揺さぶられます。時代が違うと言えばそうなんでしょうが、私がこの手の話に求めてるのは、きっとそういう感情を揺さぶるような物語なんだと思います。
そう考えると「春抱き」にはそのエッセンスが山盛り詰まってたからこそ、こんなにもはまったんだと思います。だから「春抱き」のHシーンには説得力があります。モロに描写されているのにいやらしさを感じないどころか、そこに至るまでの二人の感情に違和感無くシンクロできるため、必要不可欠な愛情行為として受け止めることが出来るわけです。
とにかく、今のところ「春抱き」以外にはまれるBLは見つかってないんですが(というか、phoenix2冊とLUV2冊しか読んでないです;;;)これはいいよ〜というのがあれば、ぜひ教えて下さい。とにかく、「イタすまでに至る過程に説得力あるもの」を好みます。(一番ダメなのが「コレって…女でもいいだろ〜…」っていうヤツですな;;;)
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おまけで、その昔アニメ大好き人間だった頃のアニメ熱も復活。最近の一押しは「ノエイン」です。